悟りに至るプロセスの、大いなる始まりのような出来事の体験談 - 至福の部屋

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Shoichiの体験談

悟りに至るプロセスの、大いなる始まりのような出来事の体験談

私(Shoichi)が、過去の自分の体験のすべてを自分が作ったことを認めながら、そこから投影を晴らすワークを行ったとき(2022年)の体験談を、ここに掲載させていただきます。

2022年の「Shoichiの奇跡の体験談」から2~3か月後の出来事です。

20年以上続いた心の傷を癒すことで、エゴ視点から非二元的な、全体視点(聖霊視点)に移動していくきっかけになったお話しです。

違う言い方をすると、私が悟りに至るプロセスの、大いなる始まりのような出来事の体験談です。

あなたの何かの参考になれば幸いです。

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今(2022年)から20年前、私は妹に熱烈な誘いを受け、当時自分で経営していた仕事を辞め、妹と一緒に会社を立ち上げ、共同経営を始めることにしました。

しかし始めてすぐに妹は妊娠と出産を2回繰り返し、その間、およそ3年間くらいは実質的に私一人で会社を運営するような状況になりました。

妹がいない間に会社を潰してはいけないと、私は全力で仕事に取組み、妹がいない間に会社は順調に成長し大きくなりました。

そして会社が軌道に乗り成長期に入った頃、妹が本格的に仕事に復帰してきました。

その際、自分の夫を会社に入れてほしいというので、私はそれを了承しました。

するとその半年後、妹は私に向かって「あなたは、もう会社にこなくていい」といって私を追い出し、妹夫婦はそのまま会社を乗っ取ってしまいました。

妹を支えて支えて、妹がいない間に会社を潰してはいけないと思い、必死に守ってきた当時20代の私にとって、この突然の裏切りの出来事はあまりにもショックで、まるで守ってきた人間に背中から刃物で刺されたような心境でした。

以後20年以上、私にとって大きな大きな心の傷となっていました。

(この出来事をきっかけにして、私は次第に人間不信・人間嫌いになって、最終的に人里離れた山奥で自給自足生活をするようになっていきます)

2022年、私は友人の誘いでとある奇跡講座の学習会に入会し、そこで投影の存在、そして投影を晴らすためのワークを教えていただきました。

妹に会社を乗っ取られたときのことは、20年後はもう何とも思っておらず、あんな出来事もあったなあと、ときどき思い出す程度でした。

しかし投影を晴らすワークを実践するにあたって、何か思いつくことをテーマにする必要があり、私は何となく、あの妹との過去の出来事をテーマに選びました。

私は当時、投影というものを知らなかったのですが、講師の方が

「この現実を創ったのが本当は自分自身だとしたら、何だか笑っちゃいますよね(笑)」

と言われたことをきっかけにして、封印されていた感情が爆発しました。

「会社を乗っ取られた出来事を創造したのは、本当は私自身だって?

ふざけるな!そんなわけないだろう!

どう考えたって私は被害者で、自作自演だったなんて絶対に認めない!

よし、そう言うのなら本当かどうか試してやろう。

私の悲惨な現実が投影だというのなら、投影を晴らすワークを実践してやろう。

投影が晴れるまでやってやろう、その代わりもし投影が晴れなかったときは、

・・・死のう。」

当時私は15年近く地獄のような苦しみの日々を鬱状態で送っており、人生が好転すると思われることをすべて実行し、それでも一向に良くならず、最悪の状態が続いていたので、このワークを最期の取り組みにしよう、

うまくいかなかったときは、これ以上生きていてもしかたがないから死のうと思うまで追い詰められていたのです。

ワークを実践する際に、私にとって一番難しかったこと、重要だったこと、それは「この現実を創ったのは自分だということを受け入れる」というところでした。

「このすべては自分が創ったんだと考えると、笑えませんか?」

繰り返しになりますが、最初にそれを聞いたときは、本当に頭がクラクラして倒れそうになりました。体中の血が逆流しているような感覚でした。

その後体調も最悪な状態になり、高熱が出て寝たきりのようになりました。

私は自我の強烈な抵抗に遭いながら、それでも何とか、毎日のようにこのテーマに全身全霊で取り組み、熱烈にワークを実践しました。

教えていただいたワークより、もっと強力な自分だけのオリジナルのワーク考え、それを実践しました。

一日中、エネルギーがある限りワークを寝たきりの状態で実践し、そして気絶するように眠りました。

翌日もワークを実践しました。

その翌日もワークをしました。

全身全霊で。寝たきりの状態で。

ワークに取り組んでも何も手ごたえのない状況がずっと続きました。

体調はずっと最悪で、1週間経過しても状況は何一つ変わりませんでした。

朝目覚めると

「ああ、今日も生きていたのか・・・身体中が死にそうに痛い・・・ワークをしよう」

このような感じで取り組みました。

変化は何もありません。

けれど私はやめるつもりはありませんでした。

やめるときは、私が死ぬ時だと思って一心不乱に取り組みました。

しかし投影は、そのままありありと存在していました。

それでも続けました。

10日経過しても何も手ごたえは感じられませんでした。

しかし11日目、いつもと同じようにワークをしようとしたら、心の傷が完全に癒されていることに気づきました。

そして不思議なことに、他の大きな心の傷も、同時にほとんど全部癒されてなくなっていることに気づきました。

本当に驚きの体験です。

あまりにもあっけなく癒しが起こりました。

私はそれまで、投影を晴らすワークをした経験がなく、自分の投影が本当に晴れたのか見当がつきませんでした。

ひょっとしてまだ未完了なのではないかとも思いました。

本当に投影が晴れたのかどうか、証明がほしい、そう思いました。

そこで以前うまくいった奇跡の体験談の中で行ったイメージワークを行い、そこに妹を招いてみました。

すると妹は、何といきなり美しい光の玉となって現れました。

私は驚きながらも、ああ、やっぱり癒されているのだと確信しました。

今まで20年間ずっと、私は妹に裏切られた無力な被害者であると信じ切っていました。

しかし、この現実を創ったのは自分だということを受け入れ、自分は間違っていた、被害者ではなかったと認めることができたとき、投影は晴れ、心の傷はすべて癒され、一夜にして消えてしまいました。

癒された後、私の心はどこまでも平安に満たされ、私の世界は平和で安心できるところだと思えるようになりました。これは20年ぶりの感覚でした。

この深い心の傷を癒すことができたことで、すべてにおいて力を持っているのは外側の何かではなくて、完全に内側のほうだということが、はっきりとわかりました。

大きな傷が癒されると、私のアイデンティティは、大きく変化していきました。

自分は妹に裏切られたと思っていた、そしてどうすることもできなかった被害者だと20年間信じ切っていたわけですが、

本当はそうではなく、私こそが妹に裏切られるという悲劇のストーリーを創り出した張本人であり、被害者ではなく創造主であると感じられるようになっていきました。

自分は自我(エゴ)ではなく、私はもっと大いなる存在、私こそが愛と力であるということを本当に思い出しました。

失っていた力は戻ってきました。

自分こそが、この世界の創造主であると確信できるほどに戻ってきました。

そして傷が癒えてからは、何となくこの現実が夢のような感覚になってきました。

何だか今までとは違う世界を生きているような不思議な感覚です。

目に見えるすべてが自分のように思えるのです。

しかし同時に、目に見える世界や出来事にそれほどリアリティを感じなくなりました。

何に対しても以前ほど重要性を感じないし、深刻さも感じなくなりました。

何か、自分は大きな透明人間になったような感覚がしました。

「自分に対してなされることを前にして、自分は無力であると、これ以上偽るのはやめなさい。

自分が間違っていただけだと認めなさい。そうすればあなたの間違いの結果は、すべて消え去るだろう。」

奇跡講座のこの言葉は、私に大きな大きな気づきと体験をもたらしてくれました。

私は、20年前の妹との一件は、一生消えることのない、人生で最もつらい出来事だと思っていました。

しかし、自分が創造主であることを気づかせてくれた、最大級の感謝の出来事に変化しました。

私にとってこの体験は、後に自分=創造主=至福=天国=愛という悟りに至るプロセスの、大いなる始まりのような出来事になりました。


「至福の部屋」Shoichiのプロフィールはこちらです。



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