願望実現と永遠の至福について
ほとんどの人は「願望の実現」を、自分の目標や夢を実現することだと考えます。
例えば経済的な成功、健康、良好な人間関係など、自分の願望が次々と満たされていくことが幸せや満足であると考えます。
しかしこのような外的な達成は、一時的な願望実現であり、真の願望実現ではありません。
大抵の場合、願望は不満から始まります。
小さな不満、大きな不満といろいろありますが、その不満を解消しようとして、何かを求めるというかたちで願望を抱きます。
あらゆる願望には目的があります。
それは「幸せになること」です。
あなたが望んでいることは、じつは願望が実現することではなく、「願望の目的が成就すること」です。
願望の目的とは「幸せになること」です。
とても大切なことなので、もう一度言います。
あなたが望んでいることは、願望が実現することではなく、「願望の目的が成就すること」です。
そして願望の目的とは「幸せになること」です。
例えば下記のような感じです。
願望:新しい家が欲しい →
願望の目的:幸せになれると思うから
願望:パートナーが欲しい →
願望の目的:幸せになれると思うから
願望:旅行に行きたい →
願望の目的:幸せになれると思うから
願望:奇跡講座を理解したい →
願望の目的:幸せになれると思うから
私たちが何かを願う背景には「幸福になりたい」という根本的な欲求があります。
なぜ「幸福になりたい」のかというと、本当はあまり幸福ではないからです。
一時的には幸福な気持ちになるかもしれませんが、永続的に幸福ではいられないからです。
願望を叶えようとするとき、楽しいことも起こります。
しかし楽しくないこと、悲しいこと、苦しいこと、つらいこともセットで起こります。
なので、人前で笑顔いっぱい振りまいて楽しそうに生きていたとしても、
心の底の気づかないところでは、じつはもう このようなことから 解放されたいと願っていたりするのです。
私たちが心の底で、本当に望んでいることは「ずっと幸福であること」です。
永遠に幸福であること、つまり至福そのものになることです。
自己探求を続けていくと、あらゆる願望の目的は 幸せになることだということが だんだんわかってきます。
するとあらゆる一時的な願望をわきにどけて、永続的な幸せを求めるようになっていきます。
外側ではなく内側に向かっていくようになっていくのです。
至福そのものとして生きるということは、あらゆる願望の目的が成就されている状態で生きるということです。
永遠に満たされているので、幸福になるために新たに何かをする必要も、何かを得る必要もなくなります。
あなたの本性は至福です。
あなたは、本当のあなたになりたがっています。
本当はそれだけを求めています。
あなたは無我の境地に達することができても、おそらく満足できないでしょう。
しばらくすると退屈になり、また何かを探しに出かけるようになるでしょう。
しかしあなたが至福そのものになれば、あなたは絶対に満足するでしょう。
最大の幸福と愛と歓喜の中にいて、ずっとそこに留まり続けるようになるでしょう。
あなたは永遠の至福です。
今日もあなたのことを応援しています。
