今 見ている世界は、自分の思考の反映
(奇跡講座 ワークブックレッスン15)
本当に実在しているものは、神 = 愛 = 至福 = 光 という一元の世界に在るものです。
私たちが普段目にしている世界や出来事は、二元の世界、つまり対極のある世界です。
二元の世界、対極のある世界は、本当は幻想であり夢です。
本当に実在しているわけではありません。
ということは、私たちが普段目にしている世界や出来事は、
じつは幻想であり、自分の内側(心や思考)で創り出したものだということです。
私たちが将来が不安でいっぱいのとき、周りの出来事すべてが問題だらけのように見えてきます。
そしてその不安な思考が、その証拠を探し出し、こう訴えかけてきます。
「ほら、このままでは危ないよ!」
「見て!これだけの証拠が揃っている!」
そのようにして「危険な世界」という形象(イメージ)がどんどん展開されていきます。
また、誰かに無視されたように感じると「私は嫌われているのかもしれない」と思い込むことがあります。
でも、それは過去の不安や自信のなさが作り出した形象(イメージ)=幻想に過ぎません。
物事の見方は、私たちの思考によって決定されいるのです。
私たちが普段目にしている世界や出来事は、自分の内側(心や思考)で創り出しているのです。
私たちは「目で物を見ている」と思っていますが、実際には過去の信念や思考が作り出したイメージを見ているだけです。
本当の意味で「見ている」のではなく、過去の経験や信念に基づいた幻想を見ているのです。
私たちは、「外の世界が原因で自分の感情が生まれる」と思いがちですが、
本当は、先に自分の思考や信念があり、それが自分の世界の見方や感じ方を決めているのです。
本当に実在しているものは、愛=至福 という一元の世界にあるものだけです。
しかし二元の世界、つまり分離の世界=幻想の世界=この世では、対極のものが現れます。
本当にあるものは愛だけなのですが、この世界には
対極としてエゴ(恐れ・不安・怒り・罪悪感・欠乏感)が現れます。
大切なことは、
まず自分の思考と現実の関係に気づくことです。
そして、
今見ている世界は、自分の思考の反映だと理解すること。
それが理解できたら、
その思考がエゴ(恐れや怒り)に基づくものか、愛(赦し)に基づくものかを見極めること。
見極めることができたら、
エゴの思考を手放し、愛の視点(聖霊の視点)で物事を見ること。
このようにしてエゴ(恐れ・怒り・不安)によって作られた幻想の世界を手放し、愛と赦しの視点に切り替えていくことができます。
繰り返しになりますが、二元の世界は、対極のある世界、相対性の世界です。
この世界には、エゴの思考もありますが、対極として愛の視点もあるのです。
愛と赦しの視点に切り替えていくことができれば、エゴ(恐れ・怒り・不安)は霧が晴れるように消えてしまいます。
そして入れ替わるように、平安な世界、大丈夫だと思える世界、深刻さのない世界が現れてくるのです。
「私の考えは、私が作り出した形象である」ということが理解できれば、
「私は常に、選択する力を持っている」ということに気づくことができます。
恐れや怒りの思考を選び続けるのか、それとも、愛や赦しの思考を選ぶのか・・・
その選択権は、常に私たち自身にあるのです。
あなたは、あなたの思考を選ぶことができます。
世界は変えられないように見えても、私たちの思考は変えられるのです。
そして思考が変われば、見える世界も変わっていくのです。
そこが二元の世界 = 幻想の世界の、希望のあるところです。
あなたが今、どのような状況にあったとしても、
苦しい状況、悲しい状況、不安な状況、過酷な状況にあったとしても、
あなたには、常に希望があります。
その希望とは、私たちの思考(心)は変えられる、ということです。
思考が変われば、見える世界も変わっていくのです。
二元の世界、対極のある世界には「愛の視点」という突破口がかならずあるのです。
何度エゴの思考に振り回されたとしても、どうってことはありません。
何度でも、あなたには思考を選びなおすチャンスがあるのですから。
だから大丈夫です。
あきらめなければ、いつか必ず、変化が訪れてくれます。
自分の思考に気づき、それを意識的に選び直すことで、心の底から平安になれる日が訪れます。
本当のあなたは、愛であり光であり至福そのものです。
今日もあなたのことを応援しています。
