本当のあなたは、決して傷つかない存在
ほんの数年前まで、肉体に入っている人間だと思い込んでいました。
私は経営者で、投資の仕事が好きで夢中で取り組んでいました。
自分の思い通りの結果になれば喜び、思い通りの結果にならなければ落ち込んでいました。
2年前のある日、
「やめろやめろ!全部やめちまえ!!」
そのような内なる声を聴きました。
2週間ほど悩みましたが、私は膨大な時間とエネルギーを注ぎ、長年取り組んでいた投資の仕事を捨てる決断をしました。
夢も希望も捨てました。
私はそのようにしてどんどん捨てていき、最後は自分が人間だという思い込みも捨てました。
そのようにして神と合一体験を迎えました。
心の痛みの奥にある
「私は孤独だ。ひとりぼっちになったら寂しい」
というのは誤解です。
それは
「自分は愛から切り離されている」という誤解が、私たちの心の痛みの元になっています。
でも本当は、私たちはいつでも愛そのものであり、ひとりぼっちではありません。
もともと、愛の中に満ち満ちて生きているのです。
「私は間違えたかもしれない」
「誰かを傷つけてしまったかもしれない」
――そんな気持ちから、怖さや不安が生まれます。
でも、それは本当のあなたの姿ではありません。
その不安や罪悪感は、ただの思い込みです。
その思い込みは、分離を信じる心が作り出している幻想です。
「私は死ぬかもしれない」という思いは、本当に怖いものです。
しかしあなたは、本当は生まれてもなければ、死ぬこともありません。
「私は死ぬかもしれない」という思いは、錯覚です。
その錯覚は、分離を信じる心が作り出している幻想です。
最大の恐怖と向き合い癒すことができたとき、その幻想であるリアルな恐怖から解放されます。
「自分という存在は、こんなものだろうか?」
と思うのは、本当のあなたを忘れているからです。
「私はちっぽけで、不完全な存在」
と思ってしまうときは、“本当のあなた”を見失っているサインです。
あなたの本性は、決して傷つかず、愛そのものである超弩級の存在です。
怖さも、罪悪感も、本当のあなたとは無関係です。
本当に、何の関係もありません。
「私が悪かったんだ」という思いも、真実ではありません。
あなたは、絶対に誰からも傷つけられず、
絶対に誰も傷つけない存在です。
そのことに気づいたとき、恐れや罪悪感は、悪い夢から覚める朝のように消えていきます。
本当のあなたを思い出すことだけが、あなたのテーマです。
神を見つけることだけが、この世であなたがやる仕事です。
あなたは、何かを成し遂げて価値が生まれる存在ではありません。
だから成功する必要はありません。
結果を出す必要もありません。
人から評価される必要もありません。
誰かに愛してもらう必要もありません。
誰かを救い出す必要もありません。
あなたは、今ここにいるだけで、すでにこの世で最も大切な存在です。
なぜなら、あなた以外に誰もいないのですから。
あなただけが実在しているのです。
そしてあなたは、愛そのものである存在です。
あなたが変われば、すべてが変わるのです。
だから自分に集中するのです。
本当のあなたは、決して傷つかない存在です。
どんなに心がつらい時期を通ってきたと思っていたとしても、本当のあなたのはそれとは無関係に、無傷のままです。
あなたは本当に無垢のままで、永遠に清らかな存在です。
あなたが本当の自分を思い出すと、罪悪感を手放すことができるようになります。
そして心は軽やかになり、あなたは自由になります。
あなたが本当の自分を思い出すことができると、すべての不安はやさしく溶けていきます。
本当のあなたは、愛そのもので、至福そのもので、今もその通りの存在です。
それがあなたの真実です。
何かを証明する必要はありません。
この世的に、完璧でなくても大丈夫です。
あなたは、“今”、本当に素晴らしい光の存在です。
過去を悔やむ必要も、未来を心配する必要もありません。
そんなものは幻想なのですから。
何らかの「行動」で、あなたの価値は決まりません。
あなたは何も変化せず、永遠の今を生きる存在です。
あなたがすべてであり、すべてはあなたです。
本当の自分を思い出したとき、自由が始まります。
肩の荷が下りて、楽になります。
平安がやってきます。
至福がやってきます。
あなた以外、誰もいないことがわかったとき、人の目を気にせずに、本当にありのまま生きることができるようになります。
何かを成し遂げなくても、あなたはもうすでに、まるごと満たされていることがわかります。
このようなことを、あなたと分かち合えたら嬉しく思います。
次回の「至福の部屋クラス」では、上記のようなテーマについてもっと詳細に分かち合いたいと思っています。
あなたの本性は愛・至福・光です。
今日もあなたのことを応援しています。
