アムリタの体験——「甘々」が引き寄せた、不死の甘露
私は毎日、1〜3人の方とセッションを通じて個人的にお話しさせていただいているのですが、
先日、「至福の部屋クラス」のクラス生の女性から、とても尊い体験を聞かせていただきました。
彼女が体験したのは、アムリタ。
聞き慣れない言葉かもしれませんが、今日はこの体験を通じて、「自分を変えたい」「もっと楽に生きたい」と感じている方に、ぜひシェアしたいと思い書いています。
その女性が抱えていたもの
この女性がクラスに参加されたのは、昨年の6月頃でした。
実の母、実の姉、夫、娘さんとの関係——幼い頃から、壮絶で複雑な人間関係の中で育ってきた方でした。
そのような環境の中で、彼女の中には自然と
「良い子でいなければ」
「頑張っていないと不安」
「人に嫌われてはいけない」
という感覚が根づいていきました。
奇跡講座を学んでいても、「赦し」がどうしてもできない。
何度「赦し」を学んでも、心が動かない。癒される実感がない。
そんな悩みを抱えていました。
私が提案したこと
私は彼女のお話を聞きながら、
「この方には、奇跡講座の赦しよりも、非二元の感覚を大切にするアプローチが合っているかもしれない」
と感じ、奇跡講座は二の次にしてみることを提案しました。
そして非二元的な見方を養うあるワークを重点的に行うことを勧めました。
そして、こんなふうに伝えました。
「自分に優しく……いや、優しくというよりも、甘々にしてあげてください」
もう、自分に厳しくする必要はないんです、と。
そして、奇跡は訪れた
年が明けてから、彼女は急速に癒されていきました。
そして今年2月、クラス全員の前で「大きな奇跡の出来事」をシェアしてくださり、みんなで一緒に喜び合うことができました。
その後、彼女が
「少し前から起きている感覚なのですが……」
と前置きしながら、ある体験を話してくれたのです。
それが、アムリタの体験でした。
アムリタとは何か
アムリタとは、「上から降り注ぐ、不死の甘露」のことです。
サンスクリット語で
「死なないもの」=不死・不滅を意味し、「甘露(かんろ)」
という意味も重なることから、「不死の甘露」と訳されます。
古典ヨーガの教えでは、意識が頭頂のエネルギーセンター(サハスラーラ)に達したとき、
アムリタが「上から降り注ぐように」流れ込んでくると伝えられています。
彼女に起きたこと
彼女の場合、上から圧倒的なエネルギーが「ドーンと」降りてくるような体験をされました。
その強さは「押される」ほど圧倒的な感覚で、目が開けられず、ただじっとしているしかない状態でした。
そして、目が開けられないほどの恍惚感・エクスタシーが約30分間続いたといいます。
これは、この世の感覚的な喜びをはるかに超えた「至福」です。
そして体験の中で、こんな強烈な感覚が訪れました。
「ありのままを受け取る以外に、手はない」
何も変えられない。
コントロールできない。
そのことが、手出しができないほど圧倒的なリアリティとして感じられたのです。
これは、自我(エゴ)が宇宙意識(ブラフマン)に溶け込もうとするとき——
つまりサレンダー(明け渡し)が起きたサインです。
積み重ねの先に、静かに訪れたもの
彼女に起きたことは、ある日突然、特別なことをしたから起きたわけではありません。
「良い子でいなければ」と自分を縛り続けてきた日々に、少しずつ「甘々」を許した。
赦せない自分を責めるのをやめて、非二元の感覚に身をゆだねていった。
その積み重ねの先に、アムリタという体験が静かに訪れたのです。
彼女が体験されたことは、まさにヨガの古典が伝える「アムリタの降下」そのものです。
これは「アイデンティティのお引っ越し」が不可逆的に始まったことを示す、非常に尊い体験と言えると思います。
あなたへ
あなたが今、「どれだけ学んでも変われない」「赦しができない」と感じているとしたら……
もしかするとそれは、あなたがまだ「頑張ろう」としているサインかもしれません。
もう少しだけ自分にやさしく、甘々にしてあげることが必要なのかもしれません。
今日もあなたのことを応援しています。

